ナルト舞台(ナルステ)福岡千秋楽(2015/04/12)マチソワのネタバレ感想その3!

どんどん薄れていく記憶(笑)
文章をうまくまとめる能力が限りなく低く、さらに集中力がないため、一日に数百文字文字程度書くのが精一杯。
ダラダラ書き続けているうちに、ナルステを観劇してから3ヶ月が経ってしまいました。
とりあえず、あとで自分で読み返して内容を思い出せればそれで良いかな…と思いつつ書きました。

オープニングから第七班結成までの感想はこちら
波の国編の感想はこちら
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引き続き、ナルステ感想。第二幕。


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第二幕が始まる際、客席のライトが落ちるかと思いきや、突然1階席の通路に「ピーヒョロロー」と、鳥(トンビ)が現れる。
アンサンブルのキャストが黒子の格好をしていて、棒を操作しながらトンビのパペットを操る。
マチネの時は、まさに目の前が通路だったので、トンビよりも黒子が気になっていたんだけど、ソワレでは1階席後方だったこともあり、ちゃんとトンビが飛んでるように見えた。

トンビがピーヒョロローと鳴いていると、舞台の上に猫のパペットを操る黒子が登場。
飛んでいるトンビに狙いを定め、ピョーンと飛ぶ猫。避けるトンビ。可愛い。場内もクスクスと笑い声が起こってた。

そこへ、ベッドで寝ているナルトが登場。(ベッドは黒子たちが押して出てきた)
ナルトって、原作では寝ている時に帽子かぶってるんだけど、この時もちゃんとかぶって寝てた! 可愛い!!

目覚まし時計が鳴り、それを叩き消すナルト。
「むにゃむにゃ……」と、擬音が聞こえてきそうな仕草で目を覚ます。
さっきはトンビを狙っていた猫が今度はナルトに絡みに行くものの、あっけなく吹き飛ばされてグルグル回りながら袖幕へ。(グルグル回る猫――黒子が可愛かった)

寝間着から任務服へ着替え、朝食を摂るナルト。
起きたと思ったらまたうとうとと寝てしまうナルトを黒子たちが起こそうとしたり、黒子たちがナルトの着替えや食事を手伝っているんだけど、わざと位置をずらしてナルトをからかっていて面白かった。
ナルトと黒子たちの息のあったやりとりが凄く可愛かった。

このやりとり、幕が下りた状態なので、前口上のようなものみたい。

一幕は「昔、妖狐ありけり…」の語りから始まったことで、NARUTOの世界へ自然と入っていけたけど、二幕ではこうやって少しずつ現実からNARUTOの世界へいざなわれていった。
幕間でいったん現実に戻るから、二幕の始まりが突然すぎると観ている側の気持ちが付いていかないことがあるんだけど、こうやって少しずつ慣らした後に本編に入ってくれるのはありがたいなぁと思う。

 

第一幕の最後、波の国編が終わったところで大蛇丸に呪印を刻まれたサスケ。
原作では中忍試験の最中に大蛇丸に襲われるので、ここから先は原作とは違う流れ。
第一幕の感想は、原作コミックスを読み返しながら順番に書いていけたけど、ここから先は自分の記憶を頼るしかありません(笑)
第二幕は気が付いたら終わっていた……というくらい、演出が凄く、魅入る個所ばかり。
話の順番はもしかしたら前後してるかもしれないけど、しっかりした流れはDVD化したものを見てもらえれば良いかな……と。

以下、順不同でもあしからず。

 

「大蛇丸はサスケを狙ってくるだろうから気を付けるように」のようなことを、火影様がイルカ先生とカカシ先生に言っていたような気がするんだけど、細かいやり取りは覚えていない。
原作でイルカ先生とカカシ先生が並んで立っていることはほぼないので、貴重なツーショット!
いや、火影様まで一緒に並んでいるところなんて見たことないかも!! このスリーショット凄く好きだ!!
と、テンション上がって見ていたら、この三人の会話の内容を覚えていなかった……。

カカシ先生が先にはけて行き、三代目火影様とイルカ先生が残る。
背景に火影岩が映り、それを見上げながら三代目が語る。

細かいことは覚えていないんだけど、たぶん原作でイルカ先生が火影岩の前でアカデミーの授業をしていたところに、三代目が来て、木ノ葉丸を含めたアカデミー生に火の意思を説いていたエピソードに当たる場面だと思う。

三代目が語っていると、アカデミー生らしい子どもがやってくる。
三代目やイルカ先生にじゃれつきながら「火影って里で一番強いんでしょう? じゃあ、オレ火影になる!!」という子ども達を見守る三代目とイルカ先生。
火の意思を持っている二人が、子ども達を前に穏やかに笑っている姿がとても暖かくて、切ない。
原作でもそうだけど、火影様はこの時にはもう自分がどうなってでも、大蛇丸を止めると、心に決めていたんだろうな。
このシーン、本当に大好き。

ところ変わって、第七班。
ナルト、サスケ、サクラはそれぞれ分かれて修行を積むことに。
サスケはカカシ先生が、サクラはイルカ先生が教えるという。

原作では中忍試験の本選のために勝ち残ったナルトとサスケだけが修行をするんだけど、舞台では中忍試験がカットされているので、修行はサクラも含めた三人全員することに。

カカシ先生がサスケに付くのは、カカシ先生の技、雷切を教えるためなので、これは原作と変わらず。
イルカ先生がサクラに付くのは、原作と違って舞台キャストに先生と呼べる人がイルカ先生しか居ないから。……というのは分かっていても、イルカ先生の修行!! 見たい!! と本気で思ってしまった。

そして、ナルト。
原作同様、自分もカカシ先生と修行したいと言うナルト。
原作ではエビス先生を紹介するカカシ先生だけど、舞台版ではエビス先生のエピソードはカットされているので違う展開へ。

「お前にピッタリの先生を用意してる」というような話の流れで、突然ポーチをごそごそしだしたかと思うと、イチャイチャパラダイスを取り出す(笑)
カカシ先生が取り出す本と言ったらイチャパラって分かってるんだけど、あの表紙って遠くから見てても凄く目立つ(笑)

イチャパラの間に挟んでいたメモ紙をナルトに渡すカカシ先生。
ナルトはそのメモを頼りに歩いていくと、温泉街へと到着。

舞台上に温泉マークの付いた垂れ幕が現れるんだけど、どうやらそんな女湯の暖簾を覗いている怪しい人影が……。
ナルトはそんな怪しい人影を押しやるが、実はその人物こそが、ナルトの修行を見てくれる人だった。

「ガマ仙人こと自来也様たァ、オレのことだ!」と歌舞伎役者のように見得を切る。
カッコイイ!! と思ったら、自来也様が自ら「ホイ。ここで拍手!!」と客席を煽り会場中から大喝采&笑いを取る。
さすが、自来也様。
自来也様のキャラクターだと、こうやって拍手を煽るのも自然だものね!
ただ、煽らないと拍手が出ない……と思われてしまったのかなぁ。
観劇している層が凄く若い方が多い印象だったので、観劇慣れしていない人が多かったのは本当にあると思うんだけど。
実際に、私もナルトとサスケのウォールトランポリンでは拍手し損ねたし、せっかくの大技だったのに会場はシーンとしてたものね……。

そうこうして、修行をつけてほしいナルトと断る自来也のやり取りが可愛い。
ナルトはお色気の術で、自来也を説得――というか、口説き落とすことに成功(笑)
無事に修行をつけてもらうことになったものの「エロ仙人……」とガックリしてた。

 

大蛇丸襲撃。

風影に扮して木ノ葉の里に侵入した大蛇丸。
三代目火影様の背後を取り、一騎打ちへと入る。

里内を襲うのは我愛羅。
あのヒョウタンを背負ったまま側宙したり(ヒョウタン背負ってるので頭部が下向きになってないから完全な側宙じゃないんだろうけど、蹴りを入れてるようなアクションに見える)、動き回っていて、凄いの一言。

ヒョウタンの中の砂を使った絶対防御の演出はどうするんだろう? と思っていたら、砂の色をした布を使った演出。
「ぬ、布かぁ……」と、ちょっとガッカリしたことは否めませんが、プロジェクションマッピングに頼りすぎるのもどうかと思うし、他に良い演出も思い浮かばず……。

とはいえ、この布、凄く長い。その長い布を床に付けることなく振り回して纏わせている我愛羅が凄い。
(自分の身長より長い鯉のぼりを床に付けることなく泳がせるのが難しいのと同じと考えると凄さが分かるような……分からないような/笑)

我愛羅の強さに劣性になる木ノ葉の忍たち。
そこへ、サスケとカカシ先生が登場。

無駄に遅れてきたわけじゃないと言うカカシ先生のセリフは、原作での中忍試験でサスケと我愛羅が戦う際に言ったセリフ。
ここからサスケと我愛羅の対決が始まる。

我愛羅は更に砂を使って、自分自身を全て砂で囲む絶対防御に入る。
サスケはカカシ先生から伝授された千鳥を使ってその絶対防御を破る。
(原作ファンはこの技のこと分ってるだろうけど、舞台が初見の人は同じ技を使っているのは分かっても、実は技の名前が違うってことに気づかないだろうなぁ)

千鳥は、“雷”の性質を持つカカシとサスケに向いている技。
もともと“千鳥”という名前の技だったのが、この技で雷をも切ったという逸話からカカシが使う時は“雷切”と言う技の名前に変わったらしい。
“千鳥”という技の由来は、具現化するほどにチャクラを掌に集めることで、雷の性質のチャクラがバチバチと音を立てている。
その音が、千の鳥が鳴いているように“チチチチ……”と聞こえることから“千鳥”と言うらしい。
原作ではガイ先生が説明してた。

その千鳥の音。残念なことに音が小さくってあまり聞こえなかった。もっと大きい音で千鳥の音を聞きたかったよ。

我愛羅の絶対防御を破ったサスケの千鳥。
生まれて初めて血を流した我愛羅は錯乱し、身に宿す尾獣の力が溢れだす。

尾獣の力を持った我愛羅に為す術がないサスケ。
そこへ、ナルトが登場。

「ケガはねーかよ、ビビリ君」と、波の国編でタズナさんの護衛任務でサスケから言われた言葉を、そのまま返すように言うナルト。

今度は、ナルトと我愛羅の対決へと移行。
細かいやりとりを覚えていないんだけど、腕だけ尾獣化した我愛羅と、螺旋丸を覚えたナルトが戦った……はず。
原作では自来也との修行で口寄せを覚えたことで、我愛羅との対決ではガマ親分を口寄せし、尾獣化した我愛羅と戦うんだけど、さすがに舞台ではその演出は無し。
ナルトが螺旋丸を覚えるのは木ノ葉崩しが終わった後、綱手を探す旅の中で自来也に教わるのだけど、舞台では口寄せではなく、最初から螺旋丸を教わったという設定になってる。

この、ナルトと我愛羅の対決。
波の国編での白との対決と同じで、実際に戦闘しているシーンはほとんどない。
我愛羅が、ナルトに対して自分の過去を語るというのが占めていた。

我愛羅が語る中、舞台上にはプロジェクションマッピングで映像が流れる。
その映像が、サンドアートだった。

このサンドアートの演出が凄い。我愛羅の語る言葉の切なさや悲惨さと相まって、映像と言葉に鳥肌が立った。

ナルトも我愛羅も、尾獣をその身に宿したもの同士。里の住人から蔑まれ、孤独に育ってきた。
サンドアートでは、泣いているナルトの顔が少しずつ我愛羅に変化していく。ナルトの側にはイルカ先生が立ち、次にカカシ先生やサスケ、サクラ、同じ下忍仲間が増える。
我愛羅は、唯一心を許していた夜叉丸から命を狙われ、人を信じることをやめてしまう。
自分だけを愛する。それが“我愛羅”だと。

自分の強さを証明することで自分が生きていることを実感する我愛羅。そのために強さを求めている。
対して、ナルトは、「大切な何かを守りたいと思った時、人は強くなれる」と主張する。それは、波の国で白と対した時に白から言われた言葉でもある。

ナルトも、イルカ先生を始め、自分を認めてくれる人が現れなかったら、我愛羅のようになっていたかもしれない。
その対比が凄く伝わってきた。
我愛羅の過去に関しては、原作の方が細かく、深く分かる。

でも、舞台版でも、我愛羅の悲痛な思いがちゃんと伝わってきた。
我愛羅の叫びが、未だ耳に残るっているほどに。

ナルトと我愛羅の対決の決め手は、正直ちゃんと覚えていない。

ナルトと我愛羅が客席通路に飛び出して、少しやりあった後、目の前を凄い速さで駆け抜けて行ったことだけは覚えてる。(マチネでは通路が目の前だったので)

DVD化したら細かいところをじっくり見たいと思う。

 

一方、三代目火影と大蛇丸の戦い。
原作では、音の四人衆が張った結界の中で戦う二人。
しかも、大蛇丸は穢土転生という術を使って、初代火影と二代目火影を復活させ三代目火影と戦わせる。

舞台版では、音の四人衆も出てこなければ、穢土転生も使わず、完全に三代目と大蛇丸の一騎打ち。
四代目火影が九尾を封印した際に使った術である“屍鬼封尽”を使い、三代目は大蛇丸を封印しようとする。

歳を取ったことが原因で上手く屍鬼封尽で大蛇丸を封印できないものの、火影の意地で大蛇丸の両腕を封じ、大蛇丸が企てた“木ノ葉崩し”を阻止して散った。

この二人の対決は、アクションがあるわけではなく、ほぼ対峙して会話しているだけ。
大蛇丸の方は、蛇を表しているであろうダンサーが舞台上を舞っており、その舞が少しずつ力をなくしていくことで、大蛇丸が弱って行くのが分かった。

ただ、たぶん、そういった演出をしなくても、この二人は言葉だけでそれを表現できたと思う。
とにかく、存在感が凄かった。
火影様と大蛇丸の対決は、そこに立って言葉を交わしているだけで緊張感が伝わってきた。

そして、この三代目と大蛇丸の対決の際の照明が実は凄く気になった。
マチネではステージに近すぎて気づかなかったんだけど、ソワレで最後列から見ていると、舞台の床が緑色に見えた

原作では、木遁を使う初代火影の術により、木に囲まれて戦う。
舞台上が緑に見えたことで、木の中で戦っているように思え、そこで照明が気になりだした。

意識してみると、照明は紫・緑・青・紫の並びで落とされていた

個人的な深読みではあるのだけど、この照明の色、紫は大蛇丸の毒緑は初代火影の木遁の術青は二代目火影の水遁の術のように思えて仕方がなかった。
穢土転生で初代と二代目火影を呼び出すという部分はカットされていたのだけど、この照明の中に残されているように感じた。ただの深読みでしかないけど、もし意識してそうした照明にしていたのなら、凄く嬉しい。

 

木ノ葉崩し後、原作では三代目を含む殉職者の葬儀があり、綱手を探しに自来也と旅に出るナルトだけど、既に螺旋丸を習得しているナルトなので、そこはカット。
葬儀での、イルカ先生が子ども達に語るエピソードが好きだっただけにカットされたことは残念だったんだけど、流れ的には仕方がないかな。(単純に私がイルカ先生好きなので、見たかっただけ/笑)

病院の屋上でナルトとサスケが力比べで螺旋丸と千鳥をぶつけ合おうとするシーンもカット!
ここでのカカシ先生のお説教も好きだったんですが、なくなって残念。サスケがナルトの潜在能力に嫉妬し始めた頃の大事なエピソードだと思うんだけど。

サスケの兄であるイタチが木ノ葉の里に侵入し、カカシ先生やアスマ、紅と一緒に対峙するシーンもカット。
ここも大好きだったから……残念。まあ、このキャラたちがキャストに載ってなかった時点でカットされてそうだと察してましたけどね!!

サスケが里抜けをするのは、木ノ葉に居ても強くなれないと思うことと、どんどん強くなるナルトに対する嫉妬から。
そのきっかけになる、口寄せの術に始まり、屋上のシーンや、イタチのシーンが無くなってしまったので、いったいどうするのやら……と思っていたら、イタチが一族を皆殺しにした夜のことを思い出すサスケの苦悩を全面に出す演出で、里抜けへ至った――という流れにしたみたい。

ここに関しては、かなり残念。
確かにサスケはイタチとの関係性で今後どんどんと闇に落ちていくことになるから、イタチとのことを大きく演出するのは凄く分かる。
なんだけど、サスケはナルトとの関係性で完全に闇へ落ちることなく踏みとどまれる。
二人の関係性は、終末の谷でのやり取りに全部含ませることで折り合いをつけたんだろうけど、伏線としてもっと入れ込んでほしかった。

 

サスケが、一族を壊滅させた夜のことを思い出すシーン。
イタチ自体は出てこず、舞台上に映し出されるイタチのシルエットと写輪眼の赤。
声は――カカシ先生役の人が当ててたのかな?
喋り方も声もカカシ先生と違う印象なんだけど、声の質が似ていた気がするので。
役者さんのファンの方なら判別できたんだろうけど、初見じゃ断定できない。

イタチから幻術をかけられ、一族を殺したイタチの姿を見せつけられるサスケ。
「兄さん、やめて……」と、苦痛の表情で頭を抱えるサスケ。

そして、突然始まるフライング。

舞台中央に、上から細長い布が降りてきたので、まさかね……? と、思っていたら、そのまさかだった。
ワイヤーを使わないワイヤーアクションと言えばいいのかな?
この演出の名称をよく知らないので、一緒くたにフライングと言っちゃいます(笑)

布を体に巻きつけて固定し、フライングする。巻き付けた布がワイヤー代わりになってる。
フライングと言っても、客席まで飛ぶようなものではなくって、その場で宙吊りになってグルグル回っているんだけど。
サスケ一人ではなく、補助に一人付いてる。マチネでは分からなかったけど、ソワレで良く見てたら、髪型や衣装からすると補助役の人はカブト役の人かな?
補助をするだけあって、この方のフライングの形は綺麗。
サスケは残念ながらまだまだ。
ジャニーズで綺麗なフライング(光一くんとかABC-Z)を見ているせいで、どうしても比べてしまう。
比べる対象が間違ってるのは分かってるんだけど、残念ながらサスケのフライングはいっぱいいっぱいなのが伝わってきて、綺麗じゃなかった。

ただ、本当に凄いと思ったのは、サスケの成長の早さ。
このフライング演出、マチネでは布を巻きつける高さが合わなかったのか、補助の人と上手くバランスが取れてなかったんだけど、ソワレでは見事に位置を修正してきてて、マチネに比べて驚くほど綺麗になってた。
この、修正してくる早さというか、成長の早さというか、これには本当に驚いた。

同じ日のマチソワでのこの成長なら、公演を重ねるにつれてどれだけ成長するんだろう? と。

(俄然、東京凱旋公演のライブビューイングを見たくなったんだけど、残念ながらチケットが取れなかったのでDVDを待ちます。サスケがどれだけ成長したのかを見るのが楽しみ)

 

イタチへの憎しみを強く思い出したサスケは里抜けをする。
サクラはそれを察して引き留めようとするんだけど、サスケはそれを振り切り、出て行く。

このシーン。
原作もアニメも、実はあまり好きじゃない。
というか、ナルト第一部の頃のサクラはあまり好きじゃない。
中忍試験中に断髪したあのシーンで少し好きにはなったけど、他のみんなが戦っている間でも、基本的にサクラは何もしていなかったから。
それに、サクラがどうしてあそこまでサスケを好きで居られたのかが全く理解できなかったから。

でも、舞台版では、サクラがとにかくサスケを止めたいと思っているのが伝わってきた。
中忍試験は省略されたものの、第七班の仲の良さや、波の国での戦いや木ノ葉崩しを一緒に越えてきたからこその絆が、生きている人たちがそこに居るという“舞台”だからこそ、直に伝わってきた。

この舞台を観たことで、第一部でのサクラを好きになれた。

 

サスケが里を抜けたことで、連れ戻すために同期メンバーが追うことになる。
この時、カカシ先生が「ナルト、いの、シカマル、チョウジ、ヒナタ、キバ、シノ」を指名して、サスケ奪還の任務を命じる。

この時のカカシ先生がカッコイイ!! と、思って見てたんだけど、今になって冷静に考えると、これオカシイよね?

原作では、この時、カカシ先生を含め、上忍や中忍は木ノ葉崩しの影響で通常以上の任務に駆り出され、サスケを追える忍が居なかった。(カカシ先生は任務の間にサスケ奪還のことを知り、慌てて追いかけてる)
そして、中忍試験で唯一中忍になれたシカマルが隊長に指名されていた。

でも、舞台版では中忍試験が省略されているからシカマルは中忍じゃないし、隊長でもない。
下忍だけでサスケ奪還をするということになる。
次に、カカシ先生が任務を命じてるということは、その時点でカカシ先生も里にいる。
普通だったら、サスケ奪還にカカシ先生も加わるでしょうよ。
音忍は出てくるものの、四人衆はサスケを迎えに来たわけじゃないし。
そうすると、サスケ奪還できちゃう……よね?

カカシ先生が下忍に任務命じて放っておくなんていう謎の展開に正直モヤっとします。(今更だけどね! 見てる時には気づかなかったから!)

 

下忍vs音忍・我愛羅vsカブト
どこを見ていいのか分からないくらい、いろんなところでそれぞれが戦ってる。
見落としているところがたくさんあるだろうから、DVD化したらじっくり見たいと思う。

印象が強かったところは、カブトのウォールトランポリンがとてつもなく綺麗だったこと。
ナルトやサスケが比べ物にならないくらい綺麗だった。
姿勢も綺麗だし、壁の一番上、ギリギリのところまで登ってた。目に焼き付いてる。

キバと赤丸の擬獣忍法“獣人分身”もビックリした。
赤丸のぬいぐるみが「ワンワン(擬人忍法)」って鳴いてるところが「カワイイー!!」と思った瞬間に、本当に人型になって、キバの上にキバの姿をした赤丸が乗って術が発動。凄かった……。
赤丸役の方って誰だったんだろう? すごく身軽な人だったよ。

シカマルの影縫いの術は、まさかの全身黒タイツの影が出てきて、シカマルの足元からビヨーンと伸びた……。
これには驚いたし、笑ったし、でもなんだか可愛かった。影とシカマルが仲良さそうだったのも伝わってきた(笑)

チョウジの倍化の術が発動。まさかのチョウジ模様の巨大バルーン。
このチョウジバルーンが客席へポーンと転がされる。

いのが客席側で「こっちよー! こっちこっち!」とバルーンの行先を支持しながら、客席を誘導しているんだけど、舞台上ではシカマルが遣る気なさそうにその様子を見てる(笑)

やっとの思いでチョウジバルーンを舞台へと戻したと思ったら、シカマルがポンっと客席側へ戻したりして。
「シカマル何やってんのよー! 手伝って!!」と(笑) シカマルといののやり取りが可愛かった!!

マチネの時にはバルーンが近くまで来たことと、いのが近くまで来たことでテンション上がったけど、ソワレでは最後列だったこともあり、ただ見てるだけで、若干置いてきぼり感があった。
キャナルシティ劇場の二階席に関しては、たぶん一階の客席は全く見えないだろうから、何が起こってたのか分からなかったんじゃないかな?

せっかく客席との交流をするという目的での演出だったんだろうけど、一階席の一部分の人たちしか楽しめなかったんじゃないかな?
役者さんたちが若手中心なこともあって、盛り上げ方はそんなに上手でもないし。
客席イジリが上手い劇団の作品を見たことがある人はたぶん物足りなかったはず。

一階席と二階席、どちらにも通路があるのだし、役者さんたちが走り抜けるだけで、客席は嬉しかったんじゃないかなぁと思う。せっかくの客席との交流、もっと盛り上がったら良かったのになぁ……。

いのが最後に「福岡、好いとーよ!」だか「好きっちゃ!」だか、そのようなことを言ってはけて行った時が一番会場全体が「おお!」と盛りあがたんじゃないかな?

客席も一緒に楽しもう!! っていう気持ちでやってくれてるのは凄く凄く伝わってくるし嬉しいんだけど、バルーンで遊ぶよりも、客席とのコール&レスポンスができるような演出だったら一体感が出て良かったかも。

ソワレではチョウジが「たこ焼き食べた!」と叫んでたけど、なんでたこ焼き?? ここ福岡だよ!? たこ焼きは次の会場の大阪じゃないの!? と、思ったり。
ただ、キャナルシティ劇場のエントランス前にあるエレベーターで地下1階まで降りたら、すぐの所にたこ焼き屋さんがあるのよね……。
まさか、本当にたこ焼き食べたんだろうか(笑)

 

ナルトはカブトと戦っていたんだけど、途中で我愛羅が味方として参戦。
ナルトがサスケを追えるように、カブトとの戦いを買って出る。我愛羅とカブトの殺陣回りも迫力があったような気がするんだけど、魅入ってる間に終わってて記憶が薄い。
ここも、DVD化したらじっくり見たいところ。

 

そして、ラスト。終末の谷。
舞台の背景に、滝が映し出され、よく見ると初代火影とうちはマダラの石像が……。

ここまで、あっという間だった。
「もう終末の谷!? もう終わり!?」と思うほど。

終末の谷での戦いは、舞台版ではどうやっても原作やアニメを越えられないと思う。
なので、舞台版では割とサラっと終わる。

木ノ葉の額あてもね……屋上でのやり取りがなかったこともあって、あの思い入れと深みは原作を読んでないと伝わってこなかっただろうなぁ。

サスケを兄弟みたいだというナルトの言葉は、残念ながら舞台上の二人の関係性から伝わってこなかった。
だって! 二人が兄弟みたいな距離感には見えなかったんだもの!!
ただ、木登り修行をしていた二人を見ていた限り、完全にお互いが仲間でありライバルだったのは凄く伝わってきてたよ。

九尾のチャクラがナルトを包む姿は凄く良かった。あれはプロジェクションマッピング使ってたよね?
ソワレで最後列から見てたら凄く綺麗だった。

螺旋丸と千鳥の打ち合い。
ここも凄く好き。
この二人の若さ、真っ直ぐさ、未熟さが伝わってきた。まさに、ナルトとサスケ。

サスケが額あてを取るシーン。
これは、原作が一番いい。
舞台版で、原作やアニメと同じように額あてが自然に落ちる演出なんてできるわけがないんですけどね(笑)

ナルトが白と対峙したシーンや、我愛羅と対峙したシーン、サスケがイタチに対する憎しみを思い出すシーンは丁寧に描かれていたのに、サスケとのシーンが思いのほか呆気なく終わってしまったのが残念。

あと、サスケがこのあとどうやって去って行ったか覚えてない。
原作では森の中に消えていくんだけど……舞台版では大蛇丸とカブトと合流したような……してないような。
DVD化したらここもチェック!!

 

サスケを止めることができず、ボロボロの状態で木ノ葉病院で目覚めるナルト。
サクラと約束した「必ずサスケを連れて帰る」という約束を守れなかったナルト。

サクラは、カカシ先生に「医療忍者になる」ことを宣言。
今回、何もできなかったことを自覚し、自分なりの方法で強くなろうと決めたサクラの姿がすごく良かった。そして、それを応援するカカシ先生の姿も。
原作では、サクラとカカシ先生のそんなやり取りはなく、サクラは綱手様に直談判するのよね。
サクラとカカシ先生の師弟関係が薄かったのかな……とも取れたの個所だったので、実は相談していたなら素敵だなぁと思う。
なので、この2人のやりとりは凄く好きです。マチネではサクラちゃん噛んでたけどね!(笑)

自来也から「修行をしたいなら、サスケを追うのはやめろ」「バカのすることだ」と言われるナルトは、「それなら、バカのままでいい」と宣言。
サスケを諦めないナルトに自来也は折れ「バカはバカでも大バカ者なら、できるかもな」と、修行をつけてあげることにする。

ここのやりとり、原作を読んでいれば、自来也の気持ちが凄く切ない。
でも、ナルトの真っ直ぐさに賭けたくなったことや、救われたことが分かる。

舞台版では自来也の気持ちはそこまで伝わってこないんだけど、ナルトのサスケへ対する真っ直ぐな気持ちと諦めない心はしっかりと伝わってきた。
すごく良かった。

そうして、ナルトは「火影になる!!」と宣言。
舞台は幕を閉じる。

 

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思っていたより長くなったので、残りは別エントリーで。→エンディングとカーテンコール。
どんどん長くなっていく(笑)


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